2017年3月21日 (火)

マカロニ愛があるから

今日から「Romanzaの『新・油脂(あぶら)道場』」が「新・ロマンザの油脂(あぶら)道場」へと移行する。データは捨てたけど、マカロニ的記事と直近の記事は残すことにする。

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2017年3月16日 (木)

旧ブログ最後の日記

3月13日(定休日)。
この日やらなければいけないことの優先順位は1.運転免許更新のため大阪門真の運転免許試験場に行く 2.映画を観る。これらを終え、息子が小学校から帰る前に帰宅していなければならない。
先週の優先順位1位の『お嬢さん』を後回しにしたことが裏目に出てしまった。上映開始2週目にしてガクッと減ってしまった。けっきょく大阪ステーションシネマにて朝9時上映の『お嬢さん』を観てから、午後イチでの免許更新を目指すことに。息子と一緒に自宅を出て、私は通勤電車に揉まれJR大阪駅で下車。
『お嬢さん』は噂通りのスゲェ!作品。日本統治時代の朝鮮が舞台となっているけど、抗日色は皆無。むしろ和洋が混在した日本の様式美をふんだんに取り込んだ画の美しさから、パク・チャヌク監督の日本文化への賛美が見て取れる。外国人故の解釈なのか、建築のみならず着物や髪型などの様式はリアルなそれではなく、よりカッコよくデフォルメされ、まさに蝶の羽根ように番に描かれる2人の女性と、屋敷内にある不思議な日本庭園。その映像の美しさとカッコ良さに感動して、悲しくもないのに涙が溢れそうになる。今年のマイベスト3に入ること間違いなし。

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地下鉄御堂筋線ー京阪電車ー京阪バスを乗り継いで門真市の運転免許試験場へ。
午後の部開始の12:45より10分ほど早く到着し、私の前に並んでいたのが10人ほどだったので、最後の優良運転者講習まで最短時間で終われるパターン。ベルトコンベアの最終地点は写真撮影。相変わらず心の準備も許されないままシャッターを切られる。「もっと丁寧に撮れやー!更新手数料2,500円も払っとるんやぞー!」って誰か切れてくれないかなぁ。
30分間の講習受けるまでの待ち時間が40分。本読んでたら眠くなったので10分ほど早く講習室へ入ると、もう講師が何か喋ってる。えっ、もう講習始まってる?と思って急いで席に着くと、SD(セイフティ・ドライバーズ)カードの宣伝、つまりは交通安全協会への入会勧誘だった。値段書いてなかったけど、確か松屋の牛めし5杯分くらいだったか。今どきのSDカードは百貨店や飲食店などで割引が受けられるらしい。警察の資金集めのために民業圧迫してんだな。まぁ、2番窓口で証紙を買うときに、たくさんの人が騙されて交通安全協会に入会させられられた一昔前よりはマシか。しかし、大丸で買い物したときに「SDカード持ってます」なんて言う人いるんだろうか。
講習が終わると出来立てホヤホヤの免許証が配られる。うわーっ、この写真でまた5年かぁ…。

昨年やり忘れていたこと。ブログを建て直すこと。北京五倫のときにブログを始めて、ロンドン五倫の春にぜんぶ潰して建て直し、リオ五輪の年の春にまたやるつもりだった。削除した記事は宇宙ゴミのごとく電脳空間に漂うこともなく、保存しないので自分でも読むことができない。それが気持ちいい。年度末までジワジワと潰していこう。

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2017年3月 6日 (月)

今日のつぶやき

3月6日(定休日)。
今日やらなければいけないことの優先順位は1.確定申告書類を中京税務署に提出する 2.職場に行って石けんを包装する 3.映画を観る。これらを終え、息子が小学校から帰る前に帰宅していなければならない。
確定申告書類を提出する早くて簡単な順位は1.必要書類を税理士さんに丸投げする 2.国税局のHPの自動入力ソフトを使って作成したデータを、そのまま送信する 3.国税局のHPの自動入力ソフトを使って作成したデータをプリントアウトして郵送する 4.手書きで作成した書類を郵送する 5.手書きで作成した書類を直接、税務署に持っていく。私は根っからのアナログ人間ゆえ、5の方法を取る。
今日観たい映画の順位は1.『お嬢さん』2.『アシュラ』 3.『ラ・ラ・ランド』。1は『親切なクムジャさん』や『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督。2の主演は『グッド・バッド・ウィアード』がカッコよかったチョン・ウソンと『新しき世界』のお茶目な兄貴分、ファン・ジョンミン。どちらも韓国映画だ。3はこの先長くやりそうだから後回しでよい。映画の上映開始時間を中心に今日のスケジュールを組む。結局、朝9時から京都イオンのT・ジョイで2を見るのがスムーズなようだ。そんな調子で休日は普段より1時間も早く家を出ることが多い。
『アシュラ』は期待通りの出来だった。チョン・ウソン、名前はウソンでも私の直感(妄想)で彼は嘘をつかない目をしている。と思っていたら、今回はトム・クルーズみたいな目になっていた。思い過ごしだろうか。権力維持のために悪行の限りを尽くす市長(ファン・ジョンミン)と、末期ガンの妻を支えるため彼の犬となった悪徳刑事(チョン・ウソン)、そして市長の犯罪を追求するため暴走する検察捜査官らが激しく抗争を繰り広げるクライム・サスペンス。自身への疑いが追求されると、タイミングよく大勢のマスコミと聴衆の場に暴漢らが現れ、そこへ身を挺して事態を収める市長の自作自演。ちょっとマンガじみた話ではあるが、日本でリアルにこれに似ていると感じたことがここ数年で何度かある。それはいいとして、この手の韓国映画はまるで全編がクライマックスかと思うほど面白く、ラストは全員が入り乱れて血みどろ。『8時だよ全員集合!』のコントのようだと改めて思った。
京都駅からJRに乗って円町の中京税務署へ向かう。税務署から送られてきた書類には、今年からマイナンバーの記入を義務づけているかのように書かれている。どうしても嫌というわけでもないが、セキュリティが万全となり、ある程度の適用範囲が決定するまでは自分の番号を外に持ち出したくはないし、法的な強制力もないだろうということで、マイナンバーの欄は未記入のまま提出。すると「今回はマイナンバーの記入はされないということでよろしいですね?」と聞かれ「あ、はい、まぁ…、あの、いいんですよね?」と聞き返すと「はい、今年はどちらでもいいのですが、来年からはお願いすることになるかもしれません」と。えっ、かもしれない?その程度?と拍子抜けしてしまった。
職場での作業を終え帰宅。
先月末から我が国の総理大臣が、大阪の変なオッサンや自分の妻に足を引っ張られていることでマスコミが大騒ぎ(現政権が好きか嫌いかは別として、マスコミが一斉に騒ぐとろくなことがない)していて、今度こそ政局かと思っていた。自宅に着いてYahoo!ニュースを見ると、今日の早朝、変な髪型のおにいさんの国からミサイルが。
最近、友人がツイッターを始めて面白そうなので、口調だけでもツイッター風にしている。

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2017年2月18日 (土)

オバマのしるし

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オバマ元大統領が任期を終了する直前の2015と16年の8月にホワイトハウスから公式リリースされたサマー・プレイリストなるものがとても興味深い。音楽通として知られるオバマが選んだ、夏のバカンスのBGM選曲集で昼編と夜編の計4集、各20曲ほどだ。やはり、といっていいのか過半数がブラックミュージック(広義での)で、ブルース、ジャズ、ソウル、ヒップホップ、ロック、ワールドミュージックとジャンルは多岐に渡り、時代も50’くらいから最近までと、これも様々。Spotifyという定額制配信サービスで聞くことができるけど、無料でサンプルをザザッと聞くことが出来る。リストを見るだけでは一見チグハグのようではあるが、聞いてみると意外に不自然ではない、かも。

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私が気になるのは、なぜオバマは任期終了までの2年でこれをやるのか、ということ。単なる趣味のご披露のようでもあるが、現役大統領が公式リリースしたもの、いや、たとえ公式でなくとも、やはりあの立場の人の一挙手一投足には意味があり、何か深い想いが込められているのではないだろうか。とくに私が注目したのは15年昼編のボブ・マーリィ・アンド・ザ・ウェイラーズの「So Much Trouble in the World(ソー・マッチ・トラブル)」、16年昼編のスペイン系フランス人、マヌ・チャオの「Me Gustas To(メ・グスタス・トゥ)」である。両者共にレベル・ミュージック(Rebel music=反抗の音楽)の雄であり、彼らの音楽をとくにRebelのターゲットである国の大統領がフェイバリットに上げているというのがなんとも奇妙だ。とくに現在も世界中をかけまわり音楽を通じて反グローバリズム(新自由主義が前提)を叫ぶマヌ・チャオが選ばれていることは意味深いはずだ。
結局のところオバマの8年間でもグローバリゼーションの波が弱まることはなく、日本もTPPや自衛隊の海外派兵に翻弄された。オバマはイラクからアメリカ軍を撤退させたが、アフガンはそのままだった。元国務長官のヒラリー・クリントンは軍需産業から多額の献金を得た見返りとしてリビアを武力干渉で無政府状態にしたり、反政府軍を支援してシリア内戦を煽った。リビアで回収した資産、武器、物資をISの支援として使ったという噂まである。実際に米軍機がIS拠点上空から武器物資を投下したことがバレて、バイデン副大統領が会見で「間違って落とした」と釈明している。それについてトランプは選挙前にオバマとヒラリーを一括りにして批判していた。オバマケアの草案は素晴らしかったが、結果的に低所得者と医療従事者をこれまで以上に苦しめることになり、保険企業だけが儲かる仕組みにされてしまった。オバマケアのいいところだけ残して作り替えるというトランプ公約の行方が気になるところだ。
いろいろあったけど、私は今でもオバマは平和主義者で弱者に寄り添った大統領だったと思っている(これは私の希望的妄想)。問題はアメリカの最高権力は大統領ではなく、金融企業、製薬企業、軍需産業などの多国籍企業であるということ。オバマが本当にやりたかった政策の大半は達成出来なかったのかもしれない。彼が神妙な表情で会見していた言葉のほとんどは大統領の立場ではなくワシントンの立場で語っていたのだと私は思う。
オバマは任期最後の会見の中でトランプ新大統領の就任に向けて「彼がどのような経験や思い込みを持ち込んだとしても、職に就けば目が覚めることになる」と語った。マスコミはこれを過激な言動を繰り返すトランプに対する“苦言”ということにしているが、あえて公の場で語ったことを考えると、トランプに向けたことと同時に、国民、または全世界に向け、理想と目標が何者かによって阻まれる現実を語ったのではないかと思っている。それよりもむしろ私はオバマとトランプが密室で膝を突き合わせて語ったことの方がよっぽど気になる。
さて、オバマが2016年昼編に選んだマヌ・チャオの「Me Gustas To(君が好き)」はシングルカットされた曲であり、政治色がもっとも薄く親しみやすいポップナンバーで、一部のファンからは「商業主義に走った」との批判もあったようだ。この曲が入っているアルバム「Proxima Estacion : Esperanza」はさまざまなサンプリングがコラージュされ、音が途切れず、あるストーリー性を持った内容になっている。実は「Me Gustas To」はアルバム中でその前の曲「La Primavera」と同じバックトラックが使われ、曲名さえ見なければ、ひとつの曲のようにも聞こえる。「La Primavera(春)」の歌詞を要約すれば「新しい政権は平和にする(Bye Bye Bom)ことを約束するが、いつも裏切られる」という具合だろうか。ちなみにこのアルバムのタイトル「Proxima Estacion : Esperanza」は日本語で「次の駅:希望」。オバマが選曲した時点で次の駅はまだ決まっていなかったが、果たして…。


ライブ・アレンジで完全に一体化したLa PrimaveraとMe Gustas To


曲名は「Politic Kills」。このスタジオライブではコートジボワールのレゲェ・シンガー、ティケン・ジャー・ファコリー、アルジェリア系フランス人のアマジーグ・カテブと共演。アマジーグ、または彼のバンド、グナワ・ディフュージョンも私のお気に入り。しかしアルバムではノリのよい早口のダンスホール・レゲエを聞かせてくれるアマジーグだけど、私が見たさまざまなライブ映像では、見ての通りのステージの上ではマグロ。にしてもマヌ・チャオのライブはどれを見てもカッコいい(リアルには見たことがないけど。YouTubeに感謝)。これも何度見ても曲後半の無理矢理アゲで身震いするほどのトリハダ、寒っ。10年ほどオリジナル・アルバムは出してないけど、そろそろ、という噂も。

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2013年4月 6日 (土)

真昼のラーメン無頼

ときどきラーメンを食いたくなる。年に数回程度だ。京都という街は「薄味!」と言うわりにはラーメンの味は日本一濃いんじゃねぇかとオレは思っている。オレは自称ラーメン通と名乗るヤツの味覚は信じちゃいねぇ。あの濃い味付けですっかり壊れちまってるはずだからな。だが、自称ラーメン通にオレはガンマンと同じ匂いを感じているんだ。ラーメン屋の店主がエラそうなヤツなら尚のこと、そこは決闘の場になるはずだ。そんなことはどうでもいいが、システマチックにマニュアル化された最近のラーメン屋に辟易とした日のことを思い出した。


オレの人生を変えたマカロニ映画はこの「怒りの荒野」だ。20代の半ばにテレビの深夜枠で放映されていたのを録画して何度も見返していた。
街の掃除人で周囲からは蔑まれていた娼婦の私生児スコットの前に、凄腕のガンマン タルビーが現れる。一流のガンマンを夢見ていたスコットはタルビーに弟子入りを志願する。そこで世にも有名な「ガンマンの心得10箇条」が火を噴く。それはそのままオレの人生十戒にもなっている。

街で映画を1〜2本観るためにセガレを保育所に預けた日の話だ。用の合間に入ったのがラーメン屋だ。今思えばラーメンより餃子を食うのが目的だったのかもしれねぇ。

「ご注文お決まりでしょうか?」

“ラーメン食い”にゃ礼儀はいらねぇよ、ネエちゃん。
「ラーメンと焼き餃子。あと瓶ビールください」
ビールは生ジョッキより瓶に限る。って言ったってどっちも生ビールだ。だが、中身も値段も一緒のわりに生は量が少ねぇ。中ジョッキの定義も曖昧だ。店が薄汚く店主が不潔そうだったら生はやめといた方がいいだろう。おそらくサーバーの洗浄はやってねえからな。

「申し訳ありません。ビールは生のグラスか中ジョッキだけになりますが」

ナニ!あくまでも儲けようっていうセコい魂胆だな。しょうがねぇ、背に腹はかえられねぇからなぁ。
「じゃ、中ジョッキで」
チェーン店らしく店は小ぎれいだ。衛生面は問題ねぇだろう。今どきネットで火を噴きゃ皆殺しだからな。

「餃子は一人前でよろしいですか?」

もちろんだ。
「はい」

「かしこまりました。ラーメンの麺は固めか柔らかめに出来ますがどうされますか?」

まだ居たのか!“固め”ったって基準がわからねぇからな。“普通”ってのがこの店のベストなんだろう。
「じゃあ普通で」

「かしこまりました。ネギとモヤシの量はどうされますか?」

おいおいこの店の黄金比率ってのは無ぇのかい? 自慢の一杯を出してくれりゃあそれでいいんだ。
「普通で。全部普通で」
早く帰ってオレの注文を伝えろ!

「生ビールは他のメニューと一緒にお持ちしてもよろしいでしょうか?」

用意できた順番でかまわねぇんだよ。オレはコース料理を食いに来たんじゃねぇんだ。ガンマンの心得その8:相手に必要以上の弾を与えるな。与える言葉も最小限でいいだろ。
「はい」
もう何も聞いてくるな!

「ご注文は以上でよろしいですか」

「はい」
今すぐ帰れ!

「ご注文繰り返させていただきますラーメン麺の硬さ普通ネギモヤシ普通焼き餃子生ビール中ジョッキ以上で・・・」

「はい」
・・・。

「では少々お待ちください」

もうずいぶん待ったぞ。しかしこれが接客って言えるのかい?まったく人間と喋った気がしねぇ。

「お待たせしました。生ビールと焼き餃子です。ラーメンもすぐに出来上がりますので少々お待ちください」

そっちの順番は確認されてねぇぞ! なんだかよく分からねぇな。しかし思ったより早ぇじゃねぇか。餃子のたれ作っておくのを忘れてたぜ。酢を多め、醤油は少なめ、ラー油は無しだ。タネに下味が付いているし、油分もかなりありそうだからな。ラー油は不味さを隠してくれるが、モノが美味けりゃ邪魔な存在だ。1人前で餃子が6発か。ガンマンの心得その4:拳も弾と同じで、最初の1発が肝心だ。美味いものを食ったときの感動はどこに集約されているか?それは一口目だ。餃子なら1発目だ。それを口の中に撃ち込む。絶対に半分に噛みちぎっちゃいけねぇ。丸ごと撃ち込んで、まずは皮の風味を味わうのさ。熱っ!ハフハフ・・・。まだ噛んじゃいけねぇ。ガンマンの心得その6:危険なときほどよく狙え。落ち着け。そして味わえ。うん、使い回した古い揚げ油の雑味が旨味を引き立てている。これぞB級グルメの真髄だ。

「お待たせしました、ご注文のラーメンです」

おっと、このタイミングか。遊びは終わりだな。せっかくの普通麺が柔らか麺になっちまう。しょうがねぇ、一気に噛むとするか。この皮を破ればまた新たな荒野が待ってるだろうからな。ガンマンの心得その10:皆殺しにするまでやめるな

「ご注文のメニューは全て揃いましたでしょうか?」

ん!んググ、ゴックン・・あ!
「は、はい」
・・・。

「では、ごゆっくりお召し上がりください」

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